オーナーの声

人生のごほうびに手に入れた
「趣味」の楽園。

三浦さんご夫妻

いつかは好きなことを、好きなように楽しめる人生を—。仕事に全力で駆け抜けた人だからこそ、そう望むに違いない。
お二人とも教職員で共働きだったという三浦さんご夫婦が「趣味の楽園」と口をそろえる、霧島の日々の暮らしをうかがった。

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【それぞれの趣味を楽しむ暮らし】
工房にて

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ーご夫婦それぞれ、趣味の工房をお持ちだとか。

夫:私は木工、家内は陶芸が大好きなんですよ。
私が木工に憧れたのは、屋久島に赴任したことがきっかけでした。その時に出会った、屋久杉に魅せられて木工をやりたいと思ったんです。

ーご主人の工房は、秘密基地のようですね。楽しそうです。

夫:おたふくの面の表情がいいでしょう。
母に似ていると言われるんです。木工は独学で始めました。素朴な自然の木が、形づくられ、磨かれて、美しくなっていく。そこが、木工の魅力でしょうね。
そうしてできた作品を、贈った人に喜んでもらったら最高です。

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ー奥様の工房には、立派な窯があるんですね。

妻:七宝焼きが趣味なんです。日常で使う皿や食器、こんな器があったらいいな、というものを作ります。
バレンタインのときは、ハート型の器を作ってプレゼントしたり。家に遊びにきた人たちに、工房で何か作ってもらったりもします。制作に没頭した後で入る温泉が、なんとこいえず気持ちいいんです。

【美しい庭とおもてなしの畑】
庭と畑にて

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ー手入れが行き届いた庭ですね。まるで日本庭園のよう。

夫:学校の環境整備も仕事でしたから苦ではないし、好きなんですよ。現役の頃から花木を育てたり盆栽したりもしたかった。どの木も、生き生きしているでしょう。道ばたにある植物を、盆栽にしたりします。もみじ、むらさきしきぶ、さんしょう、など自生していますから。

ー畑にもいろいろなものが育っていますね。

妻:友だちはたいがい、突然、遊びに来ますから、庭先で育てているみつばやからし菜をとって、自分の器に盛って出すんですよ。それだけで、喜んでもらえます。トマトやアスパラなどもとれたてはおいしい。自給自足みたいなものですけれど、畑も楽しんでます。

夫:ブルベリーも35本植えてあるので、その収穫時期は忙しい。7、8月はどこにも行ったことがないです。毎日、2時間くらい収穫しています。70〜80キロにもなりますよ。収穫したブルーベリーは、ジャムなどにして、来客たちにプレゼントします。

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ーほんとに自然が豊かですね。

妻:野鳥も人を怖がらないし、懐くと手に乗ってきます。シカもいるし、孫たちは「動物園だー」と喜んでいます。この土地がいいのは四季折々の自然の楽しみがあること。人間は四季を感じないと、年をとるのも早くなるんじゃないでしょうか。

夫:自分で手入れした、四季折々の庭を眺めながら入る温泉は格別です。外風呂からは夕日が見えます。ここは1年のうち5日くらいは雪が降ります。そんなときは外風呂で雪見酒。何よりも贅沢なんですよ。

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【霧島という地の利を生かして】
山小屋・リビングにて 01

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ーまだ現役で働いておられる時に、この別荘地を購入されたのだそうですね。

夫:現役時代は二人とも教職員として働いていましてね。赴任先も違う生活でした。お互い県内を転々としていたのですが、空港からも近くて離島を含めてどの赴任先からもちょうど中心くらい。共働きの中間地点だったんです。二人の生活拠点としてこの別荘を買いました。空気がおししいし、ゆったりできる。誰にも干渉されない。忙しい日常を、忘れることができました。

妻:私は子供のころ、温泉が好きな両親がよく霧島に連れてきてくれました。私たちの3人の子どもの子育てを助けてくれた両親を、温泉のある霧島の別荘で面倒見たいというのも購入した理由です。あいにく父は早く亡くなり、母もここに連れてくることはかないませんでしたが。自分でも、やっぱり、温泉が決め手。今日は何をしようかと思っても、まずは、温泉に入りますね。

夫:以前は、私たち夫婦の集合場所だったんですが、今では、ふるさとの大崎や都城、鹿児島市など離れて暮らす友人たちの集合場所みたいになってきて。福岡に住む子供たちとも、高速で行ったり来たりできます。どこに行くにも、誰が来るにも、ほんとうに便利な土地です。

【アクティブな暮らしの拠点】
山小屋・リビングにて 02

ーよくお出かけもされるんですか?

夫:3年前から光ファイバーが使えるようになって、いっそう年と環境が便利になりました。夫婦で旅行が好きなので、LCCの航空券をネットで予約するのも楽になりました。1年にLCCで北海道に5回行ったこともあります。バーゲンで北海道まで2000円なんてこともありますから。空港に近いことも、本当に便利です。

妻:この地域は近隣で、一年を通して季節、季節の行事や催し物があるんです。霧島神宮では節分や厄払い、月1回の太鼓祭り、そしてみやまコンセールでの音楽祭。よく夫婦で出かけます。

夫:私たちは、趣味に没頭することも、人をもてなすことも好き。ここなら自分の好きなことを全部かなえられる。勤めていたときに、ずっと溜め込んでいた、あれもこれもやりたい気持ちを、一気にはきだしている感じですね。毎日、退屈することがありません。

「集い」を楽しみ、
露天風呂で生き返る山小屋の暮らし。

西岡さんご夫妻

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